勇者がつまずく冒険の書を逆算してみる

ドラクエ11は、ロウの台詞通り勇者が上手くいく方向へ導かれています。


ですが、初めから成功ルートだった訳ではありませんよね?


僕はウルノーガ編やベロニカ編を面白可笑しく書きましたが、ネタバレ会で堀井さんは言っていました。

結局ロトゼタシアの世界は収束している。


この言葉で、プレイヤーが経験していない勇者の能力発動や時のオーブでの遡りまでもが1つの成功ルートだったと理解しました。


僕らプレイヤーは、バグのないゲームをプレイしていたのですね!って、当たり前ですけど……。


でも、実はロトゼタシアの世界はバグだらけのようなもので、勇者の成功ルートを完成させるまでに数百年はかかっていたと思われます。


僕が書いたウルノーガ編やベロニカ編は、そのバグを直したルートみたいなもの。


では、勇者失敗ルートには何が足りなかったのか?たくさんありすぎて書ききれませんけど。


とりあえず書いてみようと思いますが、逆算した方が面白いので遡って書いてみようと思います。

ニズゼルファを倒すには?

 

ニズゼルファを倒すには、たましいが弱った肉体の中にいる内に光を当てることでした。


そして、肉体を弱らすには勇者の剣・真が必要。まずは勇者の剣・真を勇者に用意する必要があった。


勇者の剣・真の素材が確かではありませんが、オリハルコンと聖竜のたましいが使われているのではないか?と思っています。


そしてニズゼルファの結界を破るには、ケトスを強化しなくてはなりません。


その役目は、ベロニカとセーニャでした。しかしベロニカの持っていた天空のフルートは、本来の力を失っていた。それを復活させたのは、賢者セニカでした。


ここまで、


ニズゼルファ撃退に必要なのは、勇者、勇者の剣・真、ベロニカと天空のフルート、セーニャと竪琴、セニカ、ケトス。

いざ勝負!その1

16才の勇者がイシの村を旅立ち、ケトスに乗ったベロニカとセーニャがお迎え。神の民の里へ行き、神秘の歯車を持ってセニカの下へ。


ケトスを強化し命の大樹で勇者の剣・真を手に入れて、いざ黒い太陽へ!


しかし、そこにニズゼルファ(黒ヨッチ)はいなかった……失敗

16年前のユグノア襲撃時、ニズゼルファ(黒ヨッチ)はユグノア城下にいた

ゲームオープニングのシーンですね。16年前、確かにニズゼルファはユグノアにいました。しかし16年後、ニズゼルファはどこにもいません。


ニズゼルファの登場は、異変後の世界になりますね。(わかりやすいので先に書きますが、勇者とカミュは旅立ちのほこらから旅の扉でホムラの里へ行っています)

異変後の世界にいるニズゼルファを、肉体のある過ぎ去りし時へ戻さなければならない

異変前のロトゼタシアに、なぜニズゼルファがいなかったのでしょうか?そして、魔王ウルノーガが悪魔の剣を作った時、ニズゼルファは命の大樹にはいませんでした。


過ぎ去りし時の大樹では、ニズゼルファはウルノーガの邪魔をします。よって異変前のニズゼルファは、悪魔の剣で肉体を破壊されることを知らないとなりますね。


だから異変前の大樹にはニズゼルファがいなかったのか?


しかし、ここでニズゼルファが止めなければ、ニズゼルファは肉体へ戻ることはできません。言い換えれば、


ニズゼルファを肉体へ戻すには、ウルノーガが悪魔の剣を作って勇者の星を破壊する現実を、ニズゼルファ自身に見せる必要があった


となります。


しかし、ニズゼルファを肉体に戻すリスクと引き換えに、魔王ウルノーガが誕生してしまう。


そして、ニズゼルファ撃退に必要な勇者の剣・真を悪魔の剣に変えられては、ニズゼルファを倒せなくなってしまう。


そこでセニカは、ローシュたちと作った行方不明の勇者の剣を大樹のたましいへ納めたのかなと思えますね。

いざ!勝負。その2

イシの村を出た勇者は、ベロニカとセーニャにケトスで迎えられ、命の大樹へ勇者の剣を取りに行く。


しかし、これでは勇者の剣・真がない。ウルノーガも命の大樹へ登れない。悪魔の剣が作れなければ、ニズゼルファを肉体へ戻せない。

……失敗

問題は、魔道士ウルノーガを大樹へ導くこと

これができれば、悪魔の剣を使ってニズゼルファの肉体を破壊できる。そのニズゼルファは、忘却の塔から過去へ戻るチャンスをうかがえる。


そして、ニズゼルファを肉体へ戻すことができる。

勇者に旅をさせ、虹色の枝を使ってオーブを集め、虹の橋から大樹へ行かせるようにした

デルカダール王(ウルノーガ)を大樹へ誘い出す為、もしくはウルノーガが悪魔の剣でニズゼルファの肉体を破壊する目的を果たさせる為、虹色の枝とオーブと虹の橋を用意した。


神の民のイゴルタプは、ウラノスには野心があったと言っています。


なので今となってはですが、


ウルノーガは、悪魔の剣と大樹のたましいの力でニズゼルファの肉体を破壊する目的だったのか?


もしくは、


ニズゼルファ撃退に必要なルートだったので、その手助けをした。(レッドオーブの管理不足など、ウルノーガには疑う点があります)


この二つになりますが、とにかくニズゼルファ撃退には悪魔の剣が必要であり、ウルノーガを大樹へ導く必要があった。


これで、ウルノーガを大樹へ導き、悪魔の剣を作らせてニズゼルファの肉体を破壊できる。

いざ勝負。その3

勇者はオーブを集め、ベロニカ・セーニャと大樹へ。ウルノーガの襲撃に会い全滅……失敗。

仲間の生存とダークオーブ

勇者がどうにも出来ない状況を作り、なおかつ勇者が生き残るようにしなければならなかった。


それまでに勇者を鍛えてしまっては、魔道士ウルノーガを倒してしまう。悪魔の剣は生まれない。


どんなに強くてもどうしようもない状況。それがダークオーブの力であり、ホメロスの役目だった。

ニズゼルファの肉体を破壊する程の力を持つ魔王ウルノーガを倒すには、仲間が必要だった

ゲームの設定的な問題ではなく、物語として用意されたとします。ここでは一応ね。


ロウ、カミュ、マルティナ、グレイグ、シルビアの五人を、魔王ウルノーガと邪神ニズゼルファ戦用に加えた。


ただし、勇者、ベロニカ、セーニャの三人は、異変前の能力がかなり制限されている。


3DS版にはヨッチ族イベントがありますが、過ぎ去りし時を経て、初めてニズゼルファの存在を意識できるようになっています。時の守り神には会えません。


カミュに勇者のオーブ集めの案内。シルビアに船。ロウとマルティナに闇の力。グレイグに勇者の盾。


見事魔王ウルノーガを倒し、ニズゼルファを連れて過ぎ去りし時へ。


準備は整いましたかね?

いざ勝負!その4

グレイグはいませんが、大樹でホメロスのダークオーブの前に倒れ、ウルノーガは悪魔の剣を作ってニズゼルファの肉体を破壊。


そして八人は魔王ウルノーガを倒す。


……失敗。これでは、勇者が時のオーブを破壊する理由へ導けない。そして、戻ったとしても勇者の剣・真がない。

勇者に時のオーブを破壊させてニズゼルファと過ぎ去りし時へ戻ってきてもらうには、絶対的な理由が必要だった

それが仲間の死。そして過去へ戻れるならやり直せると知れば、勇者は戻ってくる。


目的はニズゼルファとの帰還だが、そこに勇者の剣・真はない。(エマのお守り真もない)


二つの真と勇者を繋ぐには、ここまでの出来事を別世界でやらなければならない。


言い換えると、時のオーブを破壊して過ぎ去りし時へ戻る世界は、勇者の剣・真があるロトゼタシアでなければならない。

旅立ちのほこらを用意し、別世界からシナリオを進めた

シナリオは同じ。

ただ、旅立ちのほこらから別世界へ行き、魔王ウルノーガを倒す必要があった。


異変前と異変後がロトゼタシアに似ている世界だと思う理由は、


旅立ちのほこらという名前と旅の扉(ドラクエ11では、別世界への移動が全て旅の扉)

異変前と過ぎ去りし後では、いにしえの賢者像の表情が違う

魔王ウルノーガを倒しても、不思議な声がない

エマのお守りが真ではない

モンスターが弱い

悪魔の剣が砕ける


まだまだあると思いますが、とりあえずロトゼタシアに似ている世界へ移動させたと思います。


オーブを集め、大樹でホメロスのダークオーブに破れてウルノーガは悪魔の剣を作る。


ベロニカを失った七人は、魔王ウルノーガを倒す。(余談ですが、カミュだけスキルパネルが封印されていますよね?そして神秘の歯車に気づいたのもカミュです。カミュは何かミステイクして、前に過去へ戻ったかもしれませんね)


ベロニカに会えるのと、魔王ウルノーガの誕生を止められると思い、勇者は過ぎ去りし時へ。


しかし、またホメロスに破れてしまう。(ここは割愛。もう一度やり直して悪魔の剣を持って過ぎ去りし時へ)


悪魔の剣とダークオーブは砕ける。(おそらくローシュの用意したセニカの納めたレプリカだから。)


この時、勇者が戻った世界はロトゼタシアに似た世界ではなく、真のロトゼタシアと思われます。

まだまだ成功ルート目指してやり直してますよね?

この記事では、大雑把に逆算して成功ルートを模索しました。今までいにしえの賢者像の表情がなぜ違うのかわからなかったのですが、書いてみると閃くものですね。


謎でしたが、理由にはなったかなと思います。


ですが、この成功ルートを誰が考えて操作したのか?ですよね。


一人はあっちの世界の赤本を読んだと思われる預言者ウラノス。

一人は聖竜とイゴルタプ兄弟

一人は魔道士ウルノーガさんとベロニカ

大穴で聖女セーニャ


もしくは、それぞれが動いて成功ルートになった。


一人のシナリオと考えにくいのは、成功ルートをプレイした僕らが、一人のシナリオに感じないから。


例えばウルノーガ。


戦略的に動いてますが、結果的に勇者の手助けをしているようにも見えてしまう。


例えばベロニカ。


彼女も戦略的に動いているように見えますが、中心とは思えない。


例えばイゴルタプ。


神の民は全てを知る者となったのに、功績を与えたのは伝説の勇者ローシュのパーティ。


例えば聖竜。


導くと言うより、見守っていた感じ。神の民と似てる。



ということで、ニズゼルファ討伐までの成功ルートを逆算したでした。偶然はないとは思いますが、奇跡的なシナリオではありますね。


時の守り神も、勇者の力を試したと言ってますし、ある程度の計算しかしてません。


ドラクエ11の歴史を成功ルートに書き換えたのが、歴代の勇者たちなら面白いですね!


その痕跡は、ロトゼタシアにたくさんありますからね。


まさに、まとめにふさわしいと思います。


ではでは!